反射型LEDとは
反射型LEDとは、発光素子から放射された殆どの光を一旦後方にある反射面で受けた後に、
光制御された光として外部へ放射することが出来る構造を持つLED(発光ダイオード)です。(下図参照)
一方、従来からある砲弾型LEDは、発光素子から放射された光の内、
直接或いは反射鏡によって前方にある樹脂レンズに到達した光のみを、光制御された光として外部へ放射しています。
この結果、発光素子から放射された光の1/3程度しか光制御できていないのが現状です。(下図参照)
SMD化について
1962年にLED(発光ダイオード)がモンサント社によって初めて実用化されて以来、30年以上変わることなく、
砲弾型という高輝度LEDの基本構造は採用され続けてきました。
ところがこのような砲弾型LEDは、高温のリフロー炉を通過させると、透明エポキシ樹脂と金属リードとの界面に剥離が生じ、
その隙間から水分が浸食することによって早期に発光素子が劣化するなど、信頼性の低下を招くおそれがあります。
これらの問題を解決した製品が、弊社のSMD(表面実装)対応高輝度反射型LEDであると言えます。
高出力化について
反射型LEDは放熱設計が難しく高出力化パッケージには向かないという一般的な考え方を覆す製品を開発。
独自のパッケージ設計及び材質設計により、ワットクラスのLEDにおいても、十分な信頼性の確保を可能としました。
- リフロー炉による自動実装が可能
- 実装高さが3mmで従来砲弾型の1/3
- 底面がフラットであるために光学的なアライメントが容易
- 均斉度の高い高放射強度(高光度)が得られる
- 照度効率に優れる